キャリア偏差値 | ベンチャー日記

キャリア偏差値

今週のNEWSWEEKのテーマ「キャリア偏差値」に惹かれて、ついつい手にしてしまった。
昨今、キャリアというテーマには広がりを感じている。

以前、大前研一氏が言っていた「知的ブルーカラー」と「知的ホワイトカラー」の差はさらに広がっている気がする。
「知的ブルーカラー」はプログラマーや経理マン等の知的な仕事ではあるが、あくまで作業の担い手としてのみ機能する。
「知的ホワイトカラー」は強みを発揮するコア部分を持ち合わせているとともに、ビジネス能力全体が高い。さらに、リーダーシップや国際性、利益を生み出す力を有する。今、こういうスキルを持ち合わせている人間は世界中どこでも引っ張りだこというわけだ。

彼らの中でもトップ中のトップが「キャリア偏差値」80オーバーの人間ということになるのだろう。 イメージで言うと「知的」な仕事かつ商売にのみ絞り、年齢を35歳ぐらいで考えると、こんなかんじになるだろうか。(個人的なイメージ先行ですので、気分害される方は見ないで下さいね)


【偏差値】

30 特筆したスキルなし、言われたことだけこなす事務職レベル。   
   経験と年齢だけを重ねている。年収300万円~500万円程度?   
   向上意欲はほとんどない。

40 経験はあるが幅を広げない人、年収400万円~600万円程度?   
   プロと呼べるまでのスキルはなく、かといって自ら積極的に学ぼうとしない。
   少人数のチームを率いたことはあるが、部下はついてこない。

50 一定の仕事はこなし部下も数名いるが、成績は平凡。英語は若干。     財務に苦手意識あり。年収500万円~700万円?   
   リーダーシップはそれほど強くないが、管理するレベルは可能。

60 中小企業では上位3位には入る実力派、年収600万円~1000万円?     自分の得意分野では必ずトップ。リーダーシップも発揮。   
   大企業でも爆発すれば、将来有望株。だが、1歩足りない。   
   起業しても、中小レベルではある程度の成功部類に入ってくると思われる。   
   ヘッドハンターから声がかかり始めるレベル。

70 自他共に認める実力派。年収は800万円~2000万円?   
   外国語と財務もレベル高く、世界でも通用するレベル。   
   中小企業では役員もしくは次期社長候補。   
   大企業では史上最年少役員、部長クラスか。   
   自身で起業しても得意分野で勝負すれば、良い線(上場ライン)の企業規模まで行く。   
   ヘッドハンターからは外資系の日本支社長ポストや中小企業の社長の右腕上候補として上がってくるクラスがこのあたりか。

80 ヘッドハンターに引っ張りだこの国際的なプロフェッショナルもしくは経営者。   
   年収は1000万円~1億円。   
   仕事が趣味の領域に至っており、収入も十分にあるので、仕事を純粋に楽しめる人。
   このクラスは、世界でもトップ数百人のクラスに入ると思われる。     リーダーシップ、コミュニケーション能力、知識・スキル、国際性どれをとっても世界に通用するレベル。


85 世界的な企業の起業家、社長級。年収は3000万円~10億円。
   このクラスになると世界でもトップ数十人の域に入ってくると思われる。
   ビジネスセンスのレベルの高さと実績等、全てが他を圧倒。
   世界を支えるビジネスリーダーの仲間入りをしているはず。

以上、思いつくままで書いてみましたが、書いていてなかなか面白いです。
偏差値はあくまでそのときの数字なので、自信を磨けば伸びるはず。
※「知的ホワイトカラー」と呼ばれる人を、偏差値60以上ぐらいに属するぐらいのイメージで書いております。


世界で通用するビジネスパーソンの育成をいつか手がけてみたいので、これからも考察進めて行きたいと思います。

ただ、自分で起業する場合は、特に偏差値レベルが異常に高い必要はなく偏差値レベルの高いプロフェッショナルと組んでいけばよいので、低いという理由で起業をやめるということは無いでしょうけど。ただし、起業するor経営する上では、やはりどこかに強みがあって成功してきた人物でない限り、成功するのはよほどハードルが高い気はします。(コンサルティングファームの人間が起業しても成功しないのは、全てを自分でやりすぎてしまうことにあるのでしょうかねぇ。。)

あと、お金だけを目標にするなら、大起業の経営者ではなく、起業し、投資家となることをオススメします。